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素材
素材について

「皮」はもともと動物の体の一部ですから、
そのまま放っておくと内臓や肉と同じように腐敗してしまいます。
この「皮」を腐敗しない耐久性のある状態に加工する作業を「鞣し(なめし)」といいます。
人類は紀元前1250年頃にはこの「鞣し」を始めていたといいます。
当初は獣脂や煙やミョウバンが使われました。
やがてある種の植物の樹皮が「皮」を鞣す成分を含んでいることが発見され
動物の「皮」を樹皮から採れたタンニン(渋)の液体に漬けて、
耐久性のある「革」に変化させるタンニン鞣しが始まりました。
科学技術の進んだ現在では、化学薬品を用いた鞣しが主流になっていますが、
ワークワークではこの昔ながらのタンニン鞣しの革を選んで製品を作っています。
タンニン鞣しの革は使い込むほどに色目やつやが深くなり、
風合いの変化を楽しんでもらえるのが特徴です。
タンニン鞣しは化学薬品を用いた鞣し方よりも仕上がりまでとても時間がかかるので
現在では製造している工房も多くはありませんが、革らしい味わいを楽しみ、
永く愛用していただくのにぴったりな素材だと思います。

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